「恒常性維持機能(ホメオスタシス) 」とは?
生命維持や健康促進、若さ、美容に欠かせない存在
みなさんは「ホメオスタシス」という言葉をご存知ですか?「ホメオスタシス」と言われるより、その日本語にあたる「恒常性維持機能」と言われたほうが、言葉の意味がピンとくる方が多いかもしれません。
「恒常性維持機能(ホメオスタシス)」は、外部環境の変化があっても体内環境が正常な働きを保とうとする機能を指し示す言葉です。たとえば、夏の暑い日に汗を出し、冬の寒さ体温を一定に保とうとする働きがその代表例と言えます。自分自身がその機能を意識することはありませんが、日々知らず知らずのうちにその仕組みの恩恵を受けているのです。
生命現象の基本的原理の1つ
「恒常性維持機能(ホメオスタシス)」は、免疫系、内分泌系(ホルモン)、脳神経系(自律神経)が中心的な役割として、それぞれ相互作用により働くと推察することが西洋医学の捉え方です。
しかし西洋医学では、それぞれが独立した専門的学問として有り、相互作用として捉えて解析・研究する医師グループは少数派です。それぞれを機械の部品のように機能別に専門化し、対処療法(医薬品や手術等)を主とする医療のため、平均寿命は延びても生活習慣病を始めとした病人を増やしているのが現状ではないでしょうか。
免疫系、内分泌系(ホルモン)、脳神経系(自律神経)をまとめて認識し、血液、リンパ、新陳代謝、自然治癒力等を加えた生理現象として「恒常性維持機能(ホメオスタシス)」を意識する必要があります。
病は「恒常性維持機能(ホメオスタシス)」の機能低下から
「病一元」や「病一因」という言葉があります。中医学(漢方)の言い伝えで、病気の根幹は一つの原因から始まるという意味です。
各種疾患(病気)の改善は「恒常性維持機能(ホメオスタシス)」の機能低下と同一に捉えられないでしょうか?
機能向上には、正しい食事、毎日の運動、規則正しい排泄、腹式呼吸、適量内の医薬品の服用、物療治療(鍼灸治療等含む)、栄養補助食品等が必要条件として上げられます。
「恒常性維持機能(ホメオスタシス)」の条件
「恒常性維持機能(ホメオスタシス)」の機能を維持するには以下の7項目の維持が必要です。
1.血液浄化と流れ・リンパの正常化と流れ
血液やリンパの流れによって体の各部へ酸素や栄養を補給し、二酸化炭素や老廃物を除去。抗体による防御反応や体温の維持などの働きは生命活動には必須です。しっかりと行えるように常にサラサラの流れを維持する努力を。
2.新陳代謝能力の促進
身体が生命維持するのに必要な物質を体内に取り入れ、不要となった古い物質を体外に排出します。細胞が新しい細胞に入れ替わる現象もこれに当たります。
3.体内酵素の活性化
身体の中で起こる分解、消化、止血等の化学反応のほとんどは酵素が無ければ起こりません。
細胞を働かせる化学反応の触媒となる酵素は、食べ物の消化・吸収・分解や、排泄、新陳代謝の促進、ホルモンバランス、薬物・化学物質の排除など全てに関わってきます。
肝臓の酵素による代謝の調整などの働きは、健康増進、老化予防、美容には必要です。
4.自然治癒力の促進
身体には不調を治す働きがあると、西洋医学の源流とされる古代ギリシャの「ヒポクラテス」は指摘しました。「病気」とは失われたバランスを体が正常戻そうとしている過程の状態だと唱えました。
医師は、身体をよく観察し、治癒的な性質の妨げになっている原因を取り除くことで健康を取り戻すと指摘するが、西洋医学では風邪で病院へ行くとあらゆる症状の緩和剤(対処療法)を処方します。
風邪などは自然治癒力に任せ、洗面器にお湯を入れ、足を温めた後に安静にするのが一番だと思います。
5.免疫力の向上
体内に入り込んだ「自身とは異なる異物(細菌、ウイルス、がん細胞等)」を排除しようという動きが免疫です。身体は代謝、肝臓の酵素による分解、薬物、化学物質などが作用するのに対し、免疫は体内に侵入した病原体の排除し、身を守る生命維持に欠かせない機能です。
病原体による感染から身を守るのは「恒常性維持機能(ホメオスタシス)」に欠かせない機能の1つです。免疫力を低下させる原因になる、食生活の偏り、生活時間の乱れ、疲労、運動不足、喫煙、ストレス、過度の飲酒などをなるべく排除しましょう。
6.精神安定
人間は他の動物と比べて脳が格段に発達し、鳥類や哺乳類にある「心」という分野があります。
頭の中の一部として、神経系には中枢神経(脳と脊髄)と末梢神経(脳・脊髄以外)があり、末梢神経は体性神経(医師によって動かせる)と自律神経(意思によって動かない)に分けられます。自律神経の乱れは、ストレス等により引き起こされ、様々な病の元につながります。
7.内分泌系(ホルモンバランス)
身体の「恒常性維持機能(ホメオスタシス)」には神経系(特に自律神経)と内分泌系(ホルモンバランス)により調整されます。ストレスを受けて一度狂い始めた内分泌(ホルモン)を正常に引き戻すには、西洋医学では不得意の分野に入る様です。
内分泌(ホルモン)は、それを分泌する器官から血管を通じて血液により体内に運ばれます。分泌する器官は一般的に下垂体、甲状腺、副甲状腺、すい臓、副腎、松果体、精巣、卵巣、胎盤等があります。
血液により運ばれる内分泌(ホルモン)は遠くにある器官に作用を与えることができますが、作用は神経系より少し遅く持続性があります。
だから良い影響で健康に過ごすことはもちろん、悪い影響を及ぼせば様々な病気の元になります。
以上の7項目以外にも様々な要因で「恒常性維持機能(ホメオスタシス)」を低下させる恐れがあります。
自分の体調の変化に普段から意識を向けていますか?健康や美の維持を目指している方は、ホメオスタシスを意識することが大切です。
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